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周而復『長城万里図』全六巻の翻訳出版ご支援お願い
日中二十一世紀翻訳会
一九三七年七月七日、廬溝橋における一発の銃声により、日本と中国の不幸の歴史が始まりました。以後六十四星霜、日中間の新たな友好関係を築くために、多くの有識者・庶民が絶えず努力してきました。二〇〇二年九月、日中国交回復三十周年の佳節を迎えます。確固不動の良好な日中関係は、とりわけ過去の中華民族と日本民族の大きな犠牲と切り離すことが出来ません。私達は、両国民の理解と友情をさらに深め、核廃絶・世界平和を実現するために、引き続き奮闘努力していきたいと思います。
周而復氏は、日本語にも翻訳された「医師ベチューン」や「上海の朝」、詩集「偉人周恩来」(四巻)などの作品で、つとに有名な老作家です。氏が十六年かけて書き上げた全六巻は、合計三七五万字、五二五〇ページに及ぶ大作。九五年六月二九日の北京放送は、「万里の長城大スペクタクル」とその完成を報じ、日本語版「北京週報」(九五年第二六号と九九年第三七号)は、「反ファシズム戦争をテーマに大著」と大きく紹介しました。また多くの作家や評論家は、作品が「世界文学の宝庫に対する中国文学の一大貢献」だと称賛し、周先生が現代における「戦争と平和」を書き上げたと語っています。全六巻の題名は次の通り。
第一巻「南京陥落・平和への祈り」(上・下)
第二巻「長江−正義と勇気の大海へ」(上・下)
第三巻「逆流と暗流」、第四巻「太平洋の夜明け」、
第五巻「夜明けの前のとばり」、第六巻「霧の中の重慶」(三〜六巻は仮題)
作品には、一九三七年の廬山会議から、国共両党による抗日民族統一戦線の結成、南京大虐殺、武漢陥落、汪精衛の傀儡政権樹立、真珠湾事件、カイロ会談、四五年日本の無条件降伏までの歴史が描かれています。幾千万人もの人々が生命をかけた戦いは、世界の反ファシズム戦争に対する中国の貢献でもあります。八年間にわたる抗日戦争について「文学作品の形で如実に概括し表現したことは、当代における我が国の文学史上で先例をひらき、中国の長編小説創作のためにさらに新たな高い次元を切り開いた」と陳荒煤氏(『中国作家』主編、文学評論家、元文化部副部長)は語っています。
長編政治歴史小説を通じて、より多くの人達に、日中間の歴史の真実を知ってもらうために、九五年四月以来、大学の先生方が中心となって「日中二十一世紀翻訳会」を作り、この世紀の大作の翻訳出版に取り組んでいます。この事業をより広範囲の人々に普及させるために、一人でも多くの方々のご賛同とご支援をお願い致します。第一巻は、上巻が二〇〇〇年二月、下巻は五月に、京都の株式会社晃洋書房から出版され、好評発売中です。二〇〇二年は、第二巻と第三巻を出版の予定で、二〇〇四年に全巻完成を期しています。ご支援の程、よろしくお願い申し上げます。
二〇〇一年十二月八日
〒670-8524姫路市上大野 姫路独協大学 伊井研究室内
Tel・Fax:0792-23-1968
個人は、一口五〇〇〇円、企業・団体等は一口五万円。個人には、第二巻を一セット、企業等には五セットが、出版後に送付されます。
送金先:郵便振替
01190-7-91038周而復「長城万里図」全六巻刊行会
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