蒸気機関車博物館工程案内書
瀋陽鉄道分局蘇家屯機関区には、アメリカ、日本、前ソ連、ベルギー、チェコスロバキア、ドイツ、中国など8カ国の、昔製造され今は退役した13台の蒸気機関車が収集されています。
これらの機関車の中には、最も古いアメリカの1907年製造のDBL型機関車があり、日本川崎会社が1934年に製造して、当時最先端で、今世界中で1台しか残っていないSL7型機関車(あじあ号)があります。また、日本が1937年に製造した勝利815型機関車と、1927年に製造したSL5292型機関車もあり、中華人見共和国が建国初期に自力で設計製造した蒸気機関車もあります。これらの機関車の様子は稀奇奇異で、みな機関車の老ファミリーに属します。
現在、世界中で蒸気機関車はディーゼルと電気に取って代わられ、これらの古くて珍しい機関車は保存価値があります。このため瀋陽市市長慕緩新は、1998年に「これは瀋陽の宝物で、国家の宝物です」と指示を与えて、関係機関は博物館の建設案を出して、これらの古い機関車を保護するように指示しました。
この場所(蘇家屯の展示場)は狭くて、屋根なしで展示しているのは、機関車の保護と観光に対してとても不利です。1999年に瀋陽市政府は蒸気機関車博物館を建設することを決めて、これを瀋陽市重点工程と精神文明建設の十項の一つとしています。
いま建設に取りかかった蒸気機関車博物館は、瀋陽市東北部の瀋陽市植物園内に位置します。敷地は4.4ヘクタールで、建設面積は11,000平米、高さは17mです。主体はコンクリート作りで、前部は管理用3階ビルで、後部は展示ホールで扇形をしています。最大長さ30mの機関車を収容できます。
この工程の投資は、博物館建設費が1300万人民元で、機関車の運送・据え付けに800万元、合計2100万元です。
この工程は1999年10月30日に始まり、今までで基礎が完成しました。この博物館ができあがると、人間の今世紀最初の頃の工業科学技術の成果を展示する一大展示場になります。
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