年次総会が開かれる

 3月1日、14名の参加で2001年度の年次総会が開かれました。総会後、交流会を行い、賑やかな交流が遅くまで続けられました。

 以下は、年次総会で承認された2001年度事業報告と2002年度事業計画です。

 

2001年度 関西遼寧協会事業報告

1. 概況

 1999年まで対前年比マイナスだった海外からの対中投資は、2000年から対前年プラスに転じ、昨年2002年度はその増加が確実になってきました。1〜9月で見ると、認可件数で18%増、契約金額で30%増、実行金額で約20%増となっています。

 GDPの伸びも7.5%で、大幅な伸びを維持しています。この伸びの大きな要素は、政府の投資で、内需が大幅に伸びたわけではないようだ。

 国際的に見れば、2008年の北京オリンピック開催の決定、上海でのAPEC会議の開催、そして11月のWTO加盟決定と続き、中国の存在感を大きくアピールする年になった。

 日本との関係では、ネギやいぐさのセーフガード発効をめぐる貿易摩擦、靖国参拝や教科書検定をめぐる政治問題が発生したが、経済関係を優先して問題は処理され、国民的対立には至らなかった。

 日本での中国の見方は、「中国は大きくて強い国、商売上手さと優秀な頭脳で、そのうち日本など先進国といわれる国の生産を全部取ってしまう」という中国脅威論と、「中国は共産党の支配する一党独裁の国、そのうち共産党がこけたら国ごとこけてしまう」という中国崩壊論がかまびすしい。多くの人にとって、中国の存在が身近で大きなものになってきたと言えるだろう。

2. 事業

 2001年度は、「あじあ号保存・瀋陽鉄道博物館建設協力」を中心に活動した。

1)あじあ号保存・瀋陽鉄道博物館建設協力の動き

 ・2/11〜14、瀋陽へあじあ号調査団を派遣。6名が参加。

 ・3月より、呼びかけ人の組織化と本格的な宣伝と基金集めに取り組む。

 ・6月と10月に「友の会ニュース」を発行。

 ・呼びかけ人の生地健三氏の協力で、2種類のパシナのレリーフができる。今までにそれぞれ3個、6個が売れ、16万円の基金となっている。

 ・昨年6月末で1027万円、8月末で1236万円、2001年末で1271万円の基金が寄せられた。

 ・10/30〜11/2の間、菱田会長をはじめ3名で訪中、夏副省長や瀋陽市の幹部と意見交換を行う。この席で、瀋陽市政府は、2002年3月着工、10月完成を確約する。

2)訪中団の派遣

 訪中団は、前記「あじあ号保存・瀋陽鉄道博物館建設協力」の動きに合わせて2回派遣した。他の一般的訪中団は実施しなかった。

3)中国相談室

 ・中国での英中翻訳等についての相談

 ・中国でのデータ入力や印刷物制作についての相談

 ・中国での自転車の生産と輸入についての相談

 ・今年になってから、大連での会社設立登記の相談

 等があった。そのほとんどが、現実に動いていっている。

4)交流会、セミナー

 ・6月に薄煕来遼寧省省長を団長とする500人の団が来日し、遼寧省を紹介する説明会とレセプションに7名が参加した。この会に朝陽市の張忠軒市長も参加しており、旧交を温めた。

 ・10月に理事の三戸俊英氏が講師となって、「今日の中国、明日の中国」をテーマとしたセミナーと交流会を実施した。10名の参加。

5)留学生のあっせん

 ・留学生あっせんは、2001年度はなし。

6)ニュースの発行、H.P.の拡充

 ・ニュースは、年2回の発行だった。編集体制の改革が必要。

 ・ホームページは、「あじあ号保存・瀋陽鉄道博物館建設協力」の動きに合わせて拡充した。日中友好団体や鉄道関係にリンクを張ってもらい、H.P.を通した問い合わせも少しづつ増えてきている。

7)中国語教室の開催

 ・初級は、夏以降生徒が減り、月2回のペースで実施している。

・中級は順調に実施。教室スタッフで訪中したりしている。

 

    NPO法人 関西遼寧協会2002年度事業方針

1. 概況

 今年も中国のGDPは7〜8%の成長が予測されている。

 WTOへの加盟も果たし、数年内には中国内の制度改革も進み、ほぼ国際水準の経済体制になっていく。諸外国からの投資も一昨年くらいから回復し、大型の進出が増え、それにつられる形で中小企業の進出も増えている。

 大きな赤字を抱える国有企業とそこに貸し込みして不良債権を抱える銀行という不安、失業者の増大と社会不安という材料はあるものの、沿海部の発展と昨年から本格化した西部大開発がそれらの不安を吸収して進んでいくものと思われる。

 

2. 事業

1) 瀋陽鉄道博物館建設に協力する運動

 今年も引き続き「あじあ号保存・瀋陽鉄道博物館建設協力」の運動を事業の中心にすえる。全国から寄せられた基金が活きるように、瀋陽市に働きかけて、早期の博物館建設を目指す。

・3月、瀋陽市の実態把握と建設着工を推進するための訪中団を派遣する。

・基金の贈呈、着工の式典に、多くの参加を募る。マスコミ関係にも呼びかけて、全国の人々に知ってもらい、更に基金募集を前進させる。

・あじあ号などの機関車修理のためのボランティア団を組織する。日中の鉄道労働者の交流を進める。

・竣工式典にも、多くの人に呼びかけて訪中団を組織する。

2) 8月の中国国際装備製造業博覧会への参加呼びかけ

 ・瀋陽に新しくできる国際展覧センターで8月30日〜9月5日の間開催される国家級の中国国際装備製造業博覧会への出展を募集する。展示費用は3×3mが5000〜6000元で安価。さらにそのうちの約半分が募集団体に割り戻しされる。

3) 日中ボランティア活動センターとの協力

 ・日本語教師の中国への派遣に協力する。

 ・瀋陽、大連、丹東のミニ図書館の充実と現地の教師会へのサポート。

4) 中国相談室

 ・毎月1日に開催(必要に応じて随時)

 ・中国への進出の相談が入り始めている。(物流会社)

 ・入会勧誘を行う。

・相談内容のうち、公開できるものはホームページなどで公開していく。

5) 時局講演会などの催し、交流会

 ・WTO加盟で変わる中国、生産工場となりつつある中国の報告会の開催。

 ・「瀋陽鉄道博物館建設計画」を広めるための交流会

 ・旅行団報告、交流会

6) 遼寧省への留学のあっせん

 ・希望者に、遼寧大学、瀋陽大学、大連外語学院などへの留学斡旋を行う。

7) ニュースの発行とホームページの充実

 ・年6回以上ニュースを発行できるよう、編集体制を整備する。基本的に理事会が発行の責任を負う。

 ・日中ボランティア活動センターと提携し、瀋陽・大連・丹東に赴任している先生たちの活動報告コーナーを作る。

 ・上海、大連、瀋陽、北京などに駐在する関係各社にお願いして、現地レポートコーナーを設ける。

 ・「あじあ号保存・瀋陽鉄道博物館」関係の宣伝を行う。ホームページにも反映させる。

 ・会員からの投稿を促す。

8)中国語教室

初級教室は変則体制でも維持する。あと2〜3人の参加を呼びかける。

中級教室は順調に実施中。

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