元帥林・張作霖廟 |
張作霖(1873〜1928)は、その生前に自らの陵墓をサルフ山と蘇子川を挟んだ対岸の丘に造ったのですが、そこには葬られていません。廟の入り口から下を見ると、木々の間にエメラルド色した水面が見えていたので、景色のよいところを選んだものと理解していたのですが、それは、ダム湖でした。次に訪問したときは、水面が下がり蘇子川沿いの平地に100メートル四方の石の塀で囲まれた中には石造りの塔のようなものがあり、そこから50メートル上へ石段を登ると廟に達する様式で、ミニ東陵を彷彿させます。ダム水量によって、その印象は大きく変わります。廟の中は、ガランとした空間で、ただ番人がいるだけでした。いろいろな彫刻を施した石造物は、北京方面から他の陵墓から運ばせたものであると聞いたことがあります。 サルフ古戦場の対岸に造ったことに何か意味があったのかなと想像をたくましくしました。 |